この急速な広がりはもちろん怖いですが、それに伴って起きているトイレットペーパーをはじめとした紙製品、食品などの買い占めはもっと怖いかもしれません。
2011年東関東大震災の発生時に起きたトイレットペーパーの買い占めから、何もかわっていないことに愕然とします。
コミュニケーションに関わるデザイナーはこの事態を冷静に捉え、何ができるのかを考えたいと思います。
新聞のコラムに「予言の自己実現」※ という記事がありました。
ありそうだと思って人々が行動をすることで、本来起こらないはずのことが起こってしまうことがある という意味です。
今起きている事態に警鐘を鳴らし正しい情報を伝えることは、コミュニケーションのプロであるデザイナーの仕事でもあります。
今回は 東関東大震災に起きた買い占め騒動で「買い占め防止ポスター」を制作し、起きている事態をひろく伝え、その防止を誰でもが出来る行動へとつなげたデザイナーの松本隆応さんに 寄稿をお願いしました。
松本さん寄稿文
コミュニケーションデザインを実現するための5つの視点
![]() |
| 東関東大震災の買い占め防止ポスター:松本隆応 |
※毎日新聞 「余録」記事
